2月末からキャリートレードの巻き戻しをテーマとした相場、つまり株式相場との連動相場が続いています。
ドル/円・クロス円は依然として、株との連動性が強く、全体的に様子見状態の相場と言えるのでしょう。
2月27日から3月6日の一週間でシカゴIMM通貨先物投機筋の円ショ−ト(円売り)ポジションは、4割減となった後、その後は大きな変化はありません。
(シカゴIMM通貨先物の詳細は激動の時代を勝ち残る! プロに勝つFX投資バイブル参照)
今は短期の投機筋も動きがない状態です。
様子見状態に、シビレが切れてきた方もいらっしゃるかと思いますが、こういう時には、じっくり構えることが大切です。
巷には短期売買をしたくなる情報が溢れていますので、どうしてもポジションを作りたくなったり、短期売買を行いたくなりがちですが、膠着状態の時や、読みにくいときにポジションを持つことは損失に繋がることが多いです。
「休むも相場」と言いますが、これは私がよく言う「勝てる時だけやる」という意味とほぼ同じです。
エフピーネットのホームページの右上で静かに点滅している三角形のアイコンがあります。
ここをクリックしていただくとムービーになっているのですが、イーグルが空を舞い、最後の一瞬に獲物を捕まえます。
相場もこれと同じで、「静かに優雅にチャンスを待ち、勝てる相場になった時にサッと取りに行く」これが大切です。
「優雅に待つ」ということがポイントです。
バタバタと動き回っているうちは大きな利益にならないだけではなく、損失を繰り返すだけに成り易いです。
ポジションを持ちたい誘惑や、売買したい誘惑に負け、明確な方向感がないうちに手を出して損失を繰り返してしまうことが多くなります。
短期売買はお勧めしていませんが、短期売買をする方であっても中長期のトレンドに合わせて取引するのが良く、トレンドが明確でない時は短期売買も休むのが良いと思います。
今週中頃?から動きが出てくるように思っていますが、クロス円については、下に突っ込んだら、買ってみても良さそうです。
但し、今年は大きく突っ込む時があるように思っており、そうなれば、そこが最高の仕込み時と思っていますので、資金管理はくれぐれもご注意ください。
3週間前に経験された方も少なくないと思いますが、安心してくると、レバレッジが高くなっていて、そこで急落し、損失というパターンにはまるケースが多いです。
先日の急落といっても、数ヶ月前のレベルに落ちただけです。