株(日経225・ニューヨークダウ・米ナスダック)は
先々週、大きく下落し
先週から上昇してきました。
引き続き、ドル/円・豪ドル/円・日経225・ニューヨークダウは
・利益確定
・トレールで上昇についていく
・目先の天井の売り仕掛け
に分かれます。(各仕掛けポイント参照)
先週の株価上昇の原因は、トランプ大統領の
「対中貿易で素晴らしい取引を見込む」発言が大きいですが
これは中間選挙に向けた株価上昇策なのでしょう。
そもそも、以前よりお伝えしていた通り、
米中貿易戦争は覇権争いであり、争い(戦争)は加速方向です。
10月4日の米国のペンス副大統領の中国に対する強い発言で戦争であることが明確になってきました。
米副大統領、中国助ける時代「終わった」 融和路線転換 日経新聞2018.11.2
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37243610R01C18A1M11000/
米国が、以前からずっと嫌がっている
中国が米国の先端技術を盗用・無断使用している問題を筆頭に
軍事的拡張(南シナ海の軍事拠点化・尖閣諸島の周辺海域への圧力)
米国の内政への干渉(米国内での政治的活動・中間選挙工作)
中国の他民族等への弾圧・人権問題など
全面的に警戒感を示しています。
また、米国だけではなく、欧米全体が中国の横暴に対して
けん制することがコンセンサスになってきています。
親中だったドイツも距離を開けてきています。
先日書いたように、臓器移植のための巨大な「生きた臓器バンク」がある、つまり
死刑囚や(無罪の人を含めた)収監者の臓器を使っていること、
他民族等への弾圧などの人権問題について英BBCが公開し
中国のアウトロー加速に対して世界的な問題意識を生んでいます。
欧米では、次のキーワードを主張する人たちが増えています。
自由
平等(法の元の平等)
民主
人権
これは、現在の中国に欠けているもので、中国の横暴に対する反発心だと思います。
現在、世界的に景気後退してきています。
現在、景気が悪いと株安という単純なロジックになっていません。
世界景気予測2年ぶり下方修正 IMF、貿易戦争響く 日経2018.10.09
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36245570Z01C18A0MM0000/
(中国の統計データはあてにならないため顕在化しにくいですが)
中国の不動産市況や消費の冷え込みは、かなり大きいようです。
また、中国内部では、習近平氏の独裁化により内戦状態が続いており、
習近平氏の暗殺未遂事件も度々あります。
四面楚歌の中、
先日、安倍総理が7年ぶりに訪中し、日中首脳会談が開催されました。
日本円と人民元を互いに融通する「通貨交換(スワップ)協定」の再開など
金融面の連携をはじめ、経済や安全保障といった様々な分野での連携強化で合意しました。
安倍首相と習主席が会談、新たな日中関係構築で一致 bloomberg 2018.10.26
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-26/PH5NQV6JIJV301
通貨交換(スワップ)協定」の再開などは特に、
今後の中国の金融危機時に日本が支援するという構図です。
(日本とロシアの関係も急進展の可能性があります)
目を離せない中国動向と、相場動向ですが、
今週の一番の注目ポイントは、11月6日の米国の中間選挙です。
今の相場は、気迷い相場でもあり判断が難しいタイミングですが
中間選挙の後、株価上昇する傾向がアノマリーでもあり
今の相場の動きからすると、
長期的にはバブル末期(最後の上昇局面か、それが終わる時)
中期的には株価上昇・ドル/円上昇の流れ継続
短期的には利益確定・目先の天井の売り仕掛け
というように、短期・中期・長期で見え方が違います。
□戦略 ドル/円・日経225・ニューヨークダウ
・目先の底で買い、上昇についていく(ストップロス必須)
・目先の天井で売り仕掛け(ストップロス必須)
□ポイント
中国動向に注目
短期・中期・長期では見え方が違う時
景気が悪いと株安という単純なロジックになってない
□相場の売買仕掛けポイント ここでは割愛
本記事は「新イーグルフライ」から抜粋編集。
https://www.eagle-fly.com/mm/
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