今週は年末の手仕舞い売りがでて円高に振れれば仕込みたい(買いたい)と思っているのですが、なかなか下がりません。
FX(外国為替証拠金取引)の場合、実はまったり相場が一番美味しいです。
スワップ金利が毎日入るからです。
ところで、最近、電車に乗ると咳き込んでいる人が多いですがこれからの時期、(そしてこれからの時代)は特に免疫力を高めておきましょう。
為替は夜も動いているので、夜更かしする人が多いようですが寝てても利益がでるのはFXだからできることです。
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本日、手元のPCから有料メルマガの新イーグルフライ配信がうまくできなかったので本日配信分の一部をこちらに掲載・配信します。
会員の方は、掲示板にアップしてありますので、そちらをご覧ください。
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米CPIの低下は結果的にドル高圧力を強める
★日本発の円高材料はない
先週15 日に公表された12 月日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIは事前予想通り9月の24 ポイントから12 月は25 ポイントへと改善した。
非製造業の業況判断DIも同20 ポイントから同22 ポイントへと事前予想を上回って改善した。
とりあえず、企業部門の景況感の底堅さを改めて確認する格好となった。
また、18、19 両日に亘って開催される日銀金融政策決定会合では追加利上げ見送られた。
市場では来年1月の追加利上げを指摘する声が引き続き多いが、11 月後半以降の円高を煽った年内利上げ観測の後退が現在では逆に円安圧力に繋がっているのは非常におもしろい。
目先的にはドル反発・円安を押しとどめるような材料は日本側には見当たらない。
一方、米国では生産者物価指数、同個人所得・消費統計と経済統計の発表が続く。
こうした統計発表をこなしながら、米金利が上昇基調を維持できるか否かが、目先のドル相場を左右することになろう。
ただ、米インフレ期待の高止まりは若干きになるところである。
以前にも説明したが、10 年債とインフレ連動債の利回り格差で見る市場の期待インフレ率は2003 年後半に200BP を越えて拡大。
その後、足元まで220BP を下限に高止まりを続けている。
つまり、FRBが許容できるインフレ率の上限と言われる2%を期待インフレ率は上回っているのだ。
この1ヶ月間だけをみても、いったん220BP 近くまで縮小していたこの期待インフレ率は235BP 程度まで再度拡大している。
名目金利上昇の割には実質金利の上昇が中々進まない格好ということである。
ユーロやポンドでのドル反発が今一歩盛り上がりに欠けるのはこのことが原因となっているようだ。
FRBがインフレ抑制に成功し、この期待インフレ率が220BP を割り込んで、明確な縮小傾向を辿り始めることがドルの安定的な上昇につながる。
万一、FRBがインフレ抑制に失敗すれば、為替市場におけるドル安圧力は一段と高まることになるだろう。
先週末15 日に発表された米消費者物価指数(CPI)では、エネルギーを除くコア指数は前月比変わらず。
前年比での上昇率は10 月の2.7%から11 月は2.6%へと小幅低下した。
この米CPIを受けて米金利が低下し、ドルの上値が重くなる場面もあった。
今回の米CPI低下にドル売りで応じるのも無理もないが、CPI低下はインフレ抑制と近似であり、本質的にドルにとって悪い材料ではない。
米インフレ率低下は最終的にはドル高圧力を高めることになると考えていただきたい。
★ ユーロ円は引き続き堅調な推移を予想
先週のドル円は約2円にも及ぶ大幅な上昇をみせた。
上値を抑えていた4週線はおろか、13、26、52週線など各種移動平均線を一気に上抜いたことで、下落リスクは完全に後退した。
結果的には節目の5月安値の108円97銭から10月高値の119円88銭の上げ幅の半値押し(114円40銭近辺)で下げ止まった格好となった。
5月安値である108円97銭を基点とする中期的な上昇の流れが継続していることが確認されるとともに、先行き10月高値である119円88銭への戻りも意識されるところとなって来た。
特に目先的な上値の重さは感じられず、基本的に底堅い推移を期待できそうだ。
ただし、4週線は引き続き横這い基調となっており、13週線の下を推移中だ。
現時点では本格的な上昇局面に入ったと判断するにはやや弱い印象だ。
目先の抵抗となりそうな、10月高値の119円88銭から12月5日の安値である114円43銭の下げ幅の76.4%戻しとなる118円60銭近辺が抜けられるかどうかがカギだろう。
ユーロドルは先週まで2週続落で、下値を支えて来た4週線を100ポイント近くも割り込んだ。
週次RSIも60%近辺まで低下して来るなど、オシレーター系指標にも上昇モメンタムの低下がみてとれる。
今年5月来のレンジ(1.25〜1.30)の倍返し(1.35近辺)などを意識した11月中旬からの反発局面が、一旦一服したことは明確。
もっとも、その4週線は依然上昇基調を継続している。
同線をこのまま下放れ、10月安値の1.2484から12月4日の高値である1.3367までの上げ幅の38.2%押し(1.3030近辺)、6月高値の1.2980などの目先下値目途を試す可能性が浮上しているのは事実であるが、現時点では慎重に見極める必要がある。
同線の下放れを回避できれば、1.31絡みを中心としたレンジ相場入りの可能性が高まってくる。
ユーロ円は4週線で引き続き底堅く推移しており、高値では155円台へ到達した。
ただ、この155円絡みでは一定の上値達成感が醸成されても不思議ではない。
目先は一旦4週線まで下押す可能性も警戒しておく必要がある。
もっとも、週次RSIなどからは、顕著な上昇モメンタムの低下は見られず、4週線の位置する153円台半ばを大きく割り込む展開は想定し難い。