FXの相場を予測をする上で、為替以外の相場を見ることも大切です。
米国の株式や金・原油等の商品の動きなどを見ると良いでしょう。
資源価格が上昇するとオーストラリアやカナダ等の資源国の通貨が強くなる傾向がありますので、商品の価格、特に金・原油の価格はよく見ています。
日本の株式については、今の時期はあまり参考にならないです。
「日本株が上がると円高になる」と言われていましたが、今は逆に「円安になると日本株が上がる」ということになっているみたいです。
これは解釈なので、そのように見えているだけかも知れません・・・
センチメント(市場心理)で、結果が全く変わってくることと同じなのでしょう。
同じ材料が出ても、その時のセンチメントで全く結果が変わってきますし、材料出尽くしで正反対の方向に動くこともあります。
最近では、量的緩和解除の時の動きが興味深かったです。
 
一瞬円安に振れてから円高にいき、最後に材料出尽くしで円安となりました。
市場の思惑がぶつかったために乱高下し、最後は材料とは反対の方向に動いたわけです。
センチメント等で結果が左右される相場は予測が難しいのですが、 相場の中で面白いのが日本の国債先物の動きです。
ちょっと、このグラフを見てください。
 ↓
国債先物グラフ
2006/3/9のラインのところで、ストンと窓を開けて下がっているのが分かります。
このポイントは量的緩和解除が発表されたときです。
非常に分かりやすい動きです。
この時の国債先物相場と為替相場を比べてみると国債先物相場の方が分かりやすい動きをしていたと言えるでしょう。
つまり、材料次第では、為替より国債先物の方が先を読みやすいと言えます。
日本はわずかな上昇率となるでしょうが、金利上昇トレンドになっています。
金利上昇すると国債価格は下落しますので、国債先物価格は下落トレンドとなります。
トレンドがはっきりしている時は相場の動きは分かりやすいと言えます。
 
私のFXのスタンスは基本的には円売りなのですが、日本の金利上昇が円高要因であるとすれば、(円の金利上昇がすなわち円高とならないのですが)国債先物を売るのは金利上昇による円高へバイアスのヘッジともいえます。
また、金利上昇は国債の利払いを増やすので、財政を圧迫します。
これは金利上昇という単純な要因以上に国債価格の下落バイアスがかかるということです。
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この国債先物取引ですが、実質的に一般の個人投資家が取引できるのはひまわり証券くらいしかできないです。
というのは、私も国債先物取引の口座を開こうと思って大手証券会社に問い合わせてみたのですが、数千万円の資金をいれないと口座開設ができないからです。
国債先物取引だけのために数千万は厳しいですね。
ちなみに、ひまわり証券は最低200万円の証拠金があれば取引可能です。
 
但し、200万円の証拠金だけですと、レバレッジは50倍となり、危険ですので、万人にお勧めできるわけではありませんが、きちんと資金管理ができる人にとっては面白いと思います。
次回以降に私が行った国債先物取引のやり方を書きたいと思いますので、興味がある方は口座を開設しておいてみてください。
ひまわり証券 国債先物資料請求・口座開設
相場はまだ、未開拓の分野ほど美味しいところがあると言えます。