円安になると気がついてきた人が増えてきましたと前回書きました。
一般の人の意識では、まだ円高になると思っている人も多いです。
年初にプロも含めて9割以上の人が円高になると思っていたわけですから無理もありません。
でも、円安になります。
まだ円高になると思っている人が多いことは良いことです。
今のうちにポジションが作れるからです。
まだ見ぬ未来がこれほど読みやすい時期はないと思っているのですが・・・・・
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日本は不思議な国で円高について唯一?センシティブな国です。
円高になることについて強烈な抵抗をするのは世界の中で日本くらいでしょう。
他の国では通貨が高くなるのは基本的には嬉しいことです。
なぜならば、国及び国民の資産全てが上昇するからです。
輸出立国だから、円高になると困るというのが日本が円高を嫌う理由なのですが、すでに、日本は輸出立国ではないです。
円高論者といえば、有名な前日銀総裁の速水優氏がいらっしゃいます。
円高論者ということで、色々言われていましたが、非常に立派な方です。
某会で時々、お会いしているのですが、実は速水氏は私の母親と日銀の新入社員時の同期でもあるので、非常に親しみがあるのです。
遠くない将来に急激な円安が日本を襲ってきたときには円高より円安の恐怖がどれほど大きいか分かることでしょう。