今、世界の相場は、中期の分岐点に位置していると判断しています。
これから株は大きな下落トレンドに向かうか(ドル/円なども連動)
一旦、中期的に少し上昇してから大きな下落トレンドに向かうか
の分岐点と判断しています。
今回の株のバブルは、各政府・中央銀行によって起こされたバブルで
人類が過去経験したことがないバブルです。
世界各国(米国・EU・日本)が、必死で株を上げようと次のことをしています。
・日本やEUの超低金利(マイナス金利)
・中央銀行の株買い
・米国の大規模減税
・米国株(ニューヨークダウ・S&P500)などが最高値にも関わらず利下げモード
これは異常な状態です。
景気鈍化している中、最高値で株高政策をしているので
株価暴落すると、もう、株価上昇対策がとれないということです。
政府・中央銀行が作っているバブルなので延命しやすいものの
いつかはバブルは弾け、その時のインパクトは大きくなります。
下落で利益にしていくのが良いという判断です。
ストップロスは必須です。
世界にだぶついている大きな投資資金は
・米国株
・債券(金利が低下しているということは債券が買われていることです)
・金(ゴールド)
の買いに向かっています。
これら3つが同時に上昇するのは違和感があります。
通常、金(ゴールド)が上昇する時は株が下がる時であり、リスクオフを意味します。
相場は常に正しいですが、現在の異常な相場は
不安定な相場と言い換えることができます。
また、
今は、中期的な相場の分岐点というだけではなく
今は、大きな時代の転換点だという認識です。
□100年に1度の大変革期
トヨタはどうなる。トヨタ株の低迷の理由。
日本で一番大きな売上を上げているのがトヨタ自動車です。
2019年3月期の売上高は国内の企業で初めて30兆円を突破し
業績も絶好調ですが、株価は低迷しています。
トヨタ自動車 月足(2002年から)
https://www.pro-fx.info/ef/190707-4.gif
PER(株価収益率):8.67倍 (10倍以下は割安といわれる)
PBR(株価純資産倍率):1.01倍 (1倍以下は割安といわれる)
トヨタはモビリティーカンパニー、つまり、
移動に関するあらゆるサービスを提供する会社を目指そうとしていますが、
これは強い危機感があるからです。
トヨタ自動車の社長、豊田章男氏が2017年11月に役員体制変更を発表した際のコメントが危機感を表しています。
「勝つか負けるか」ではなく、「生きるか死ぬか」という瀬戸際の戦いだ。
「100年に1度の大変革期」が、トヨタ幹部の意識です。
自動車業界の今までのビジネスモデルが通用しなくなる時代に突入しているという認識であり
株価もこれを織り込んでいます。
すでに、自動車関連の主力となっていく技術は米国の先端IT企業が主導権を持っています。
電気自動車(テスラ)
自動運転技術(グーグル)
シェア(ウーバー)
そして彼らは移動サービスの基盤をにぎる「プラットフォーマー」という存在になってきています。
トヨタの危機感は、今後、自動車メーカーは消費者とのつながりを奪われ、
プラットフォーマーの下請けとなってしまうことです。
ビジネスは、顧客側についた方が勝つという原則があります。
マイクロソフトは創業時から常に顧客側につくことで成功しました。
マイクロソフトが、ソフトウエア(OS)を提供
IBMが、ハードウエア(PC)を提供
という立ち位置だったことから、
顧客側のOSを提供したマイクロソフトが主導権を握り、繁栄し
IBMはPC事業で衰退していきました。
豊田章男氏は、昨年8月、ソフトバンクを訪れ、提携を持ちかけました。
ソフトバンクが自動車業に参入していくことになります。
以前、ソフトバンクから提携を持ちかけられた時には断ったものの
今回、トヨタから提携を持ちかけたので
トヨタに切迫感を感じます。
もともと、トヨタ自動車は豊田自動織機という織物の機械を作っていた会社が
時代が大きく変わり、自動車の時代が来ることを予見し、大転換を成し遂げ、繁栄しました。
そして今、再び時代は転換期に位置しているという認識です。
豊田章男氏は、「100年に1度の大変革期」を強く意識し、
「車を売って終わりでなく、消費者との接点を増やしたい。」
「モビリティーカンパニーにフルモデルチェンジすることが私の使命だ」
と第二の創業を使命としました。
時代は、大きく変革しつつあり、全ての人が使命に進むことを求められています。
仕事でも投資・トレードでも真の富の拡大には使命に進むことが大切です。
使命を知るためには↓
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使命と投資、この2つが大切な時代に入ったということです。
□基本戦略
世界的な景気後退に入っていて、世界の株のバブルは崩壊に向かっているという判断です。
日経225、ドル/円、ニューヨークダウの基本戦略は目先の天井で売りポジションを持ち
下落にはトレールで追従という戦略です。
(トレール:売値下に移動したストップロスを下落に追従してさらに下げていく)
□売買仕掛けポイント
ここでは割愛
本記事は、元チーフディーラー集団+各分野一流専門家記事も掲載している
イーグルフライ https://www.eagle-fly.com/mm/
から大幅に抜粋・編集した記事なので、ここでは連続していません。
毎週、木曜日の夜は、ラジオNIKKEIの日です。
【4/4より放送時間が22時30分~23時にかわりました】
■ラジオNIKKEI「集まれトレーダー!~シンプルFXトレード」
元チーフトレーダー西原宏一×大橋ひろこ
毎週木曜日の22:30~23:00の30分間の生放送で分りやすく解説します。
後からもオンデマンドで視聴ができます。
(Google ChromeやFirefoxでの視聴をおすすめします)
https://www.eagle-fly.com/media/radio/
■元チーフディーラー集団+各分野一流専門家記事がある
FX・CFDのポータルサイト「イーグルFX」も、をご活用ください。
イーグルFX
https://www.eagle-fly.com/
以上
本記事は「新イーグルフライ」から抜粋編集。
https://www.eagle-fly.com/mm/
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