先週、12月の米国小売高指数が、前予測プラス0.1%に対し、
マイナス1.2%と過去9年間で最大の下げ幅を記録しました。
それを受けてニューヨークダウは、最初は下落しましたが
その後、FRBのブレイナード理事が景気悪化リスクを強調した発言により
FRBの金融緩和策を期待する動きとして株価が上昇しました。
バランスシート縮小、年内の終了を支持-ブレイナードFRB理事 bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-14/PMX9KBSYF01S01
また、それに連動して円安に振れました。
悪材料が株価上昇の原因となったわけです。
現在の不景気の株高(景気を良くするために株価を上げる)の状況では
通常の教科書的ロジックとは反対に動くことが分かります。
つまり、悪材料が出たら政府が利下げをしたり、株価上昇策をしてくれる期待から
株価上昇という動きです。
ニューヨークダウはチャートを見ているだけだと、しっかりした相場に見えますが
全体的に、出来高が落ちているので、しっかりした相場ではありません。
突然、流れが反転する可能性が高い相場になっています。
相場の常識はどんどん変化していくので、その時々の相場を理解しないと
確信を持って間違えることになります。
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本記事は「イーグルフライ」から抜粋編集。
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