知恵ある者に富が移動する激動の2014年
激動を利益にする3・大底で買う
金融危機再燃など激動時の投資戦略の一つは「大底で買う」です。
まさしく、暴落している相場を見て皆が恐怖で叩き売っている時に買うことになります。
相場はどんなに暴騰している時でも暴落している時でも価格がついているのであれば、それは市場で売りに出されている量と買われている量が同じだということです。
大衆心理となり恐怖心を持って株などを叩き売っている人がいる一方で、喜んでそれを買っている人がいて、その売っている量と買っている量は同じだということです。
そもそも、相場の大暴落の時に人が恐怖心を持って叩き売るのは、持っていることで死の恐怖を感じるからで、これは自己防衛本能ですから自分でコントロールできなくなります。
一方、暴落が来るのが分かっている人は、冷静に相場を見ているので、暴落前に手仕舞いして、たんたんと大底を狙うだけになります。
ここで注意すべきは、いい加減なところで買わないことです。
「落ちてくるナイフを拾うな」という格言があるように、いい加減なところで買うとケガをします。
自分も買ったポジシシュンに含み損が出た時に恐怖を感じて手放す側になるからです。
最初は打診買いとしてポジションを少なく始めると良いでしょう。
相場に絶対はありませんが、今回の暴落は最終的に7000円を割って5000円を目指す可能性が高いと思いますので、そこまで視野に入れて買い下がるのであれば、恐怖心なく底を買って行けることになります。
無計画なナンピン(買い下がり)は破綻します。
無計画でないつもりでも、底が浅いと間違って判断するだけでも破綻します。
大底を買うには、大衆心理にならず高い視点と冷静な判断が必要ですが、それは相場から距離を置いて見ることが大切です。
一般の新聞のトップに一番大きな文字で「株価下落止まらず」などと書かれたら、そこが大底近辺であることが多いので、新聞のトップ記事にそのような文字がおどった時に、相場参入でも良いでしょう。
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