銀行破たん&お金がおろせないリスク
FX会社だけではなく、銀行口座もいくつかに分散しておくと良いでしょう。
次のようなケースが考えられます。
(1)1000万円を超える預貯金がある場合
日本国内の銀行が破たんした場合、一人一行1000万円までは保障されます(ペイオフ)。
従って1000万円以上の預貯金がある場合には、銀行を分けた方が良いです。
ただし、外貨預金は対象外です。
(2)災害時の制限
災害時には、銀行内に現金が潤沢に用意できないため、一行あたりの預金が下ろせる限度額が決められてしまう可能性があります。
(3)カード・通帳・印鑑がない場合の臨時的措置
災害時に、自分の銀行カード・通帳・印鑑がなくても、また場合によっては身分証明書がなくても(生年月日などを聞いて本人確認することになると思います)、一人一日10万円程度のお金をおろせる臨時措置が講じられる可能性があります。
いずれにしても、本人確認ができるものがあれば安心なので、本人確認書類は用意しておくと良いでしょう。
災害用の持ち出し袋を複数作り、それぞれに免許証・保険証・パスポート・預金通帳・保険証書などの番号やコピーも入れておくと良いです。
また、大都市に大地震が発生すると、ATMや銀行窓口が稼働するまでに数ヶ月は要すると思いますので、現金は多めに手元に置いておくと良いでしょう。
1000円札や500円玉を多く持っていると役立つと思います。
備蓄の食糧が尽きて、食糧が売っていたとしても買う現金がなく買えないケースなど、どういう状況になるか自分でイメージしておくと良いと思います。
水や食料の確保の仕方なども一人ひとり異なるので、自分のケースでシミュレーションしておくと良いというです。
これは、投資やトレードでも同じです。
大都市に大地震が発生した場合には、インフラは寸断されるので救援物資がなかなか届かないと思います。
また、救援物資が支給されたとしても特定の避難所だけで、小さい避難所や自宅にいる人にはなかなか支給されなかったというのが、東日本大震災での教訓です。