セミナーや、 新イーグルフライで話してきたのですが、2007年6月8日以降から、激動の時代に入り
「全ての投資をしてはいけない時代になった」
という表現をしてきました。
昨年、2007年8月17日のセリング・クライマックス時に日本株が安いと喜んで買った投資信託があるようですが、日本株はその時の底から比べても大きく下げているように、昨今の株式市場を見るとそれが実感できると思います。
(普通預金も6年以内にインフレ・リスクに襲われ、安全ではないと思います。)
但し、全ての投資と書きましたが、FX(為替)と金(ゴールド)だけは別だと判断しています。
まず、FX(為替)は二国の通貨の力関係で決まるものです。
通貨と通貨つまりお金とお金の両替であり、投資という概念とは異なる世界です。
また、金(ゴールド)も、「投資先」ではなく、通貨の信任がなくなった時の「逃避先」です。
(すでに金は上昇を開始しています)
今は、セリングクライマックス時に株の突っ込み買いは危険な時代だと思いますが、豪ドル/円や金(ゴールド)のの突っ込み買いは有効だと思います。
(勿論、レバレッジとストップロスは適正に)
そもそも円高は金融不安によって円キャリートレードの巻き戻し、もしくは、巻き戻しネタで円高になっているわけです。
株安になると円高になるのは、株安になると円の実力が上がるわけではなく、金融不安による、あや戻しで円高になっているだけです。
極端な円高と言われていますが、実際には極端なドル安であって他の通貨から見ると、さほどの円高になっているわけではありません。
(ドル/円は昨年よりお奨めしていません)
また、円高が長期間継続すると言う人も多いようですが、それは、90年代の日本のバブル崩壊後、長期間に渡り、円高であったことからそのように判断しているのでしょう。
しかし、その時の環境と今では全く違います。
90年台の日本のバブル崩壊後は、海外に投資された巨額な海外資産を処分し日本に戻す(レパトリ)とともに国内での大きな公共投資があったため、円高になっていました。
現在は、大きなレパトリも期待できないですし、大きな公共投資もありません。
また、円の金利を利上げをすると国債の利払いが増えてしまうため、国の破綻が早まることになるので利上げもできない状態です。
円は現在、基本的には売りたい通貨であり、安くなるトレンドの中にあると判断しています。
となると、金融不安で円高になることは願ってもないチャンスであるということになります。
もし、円高で長く留まってくれれば、それはそれで、円を売りやすいので、むしろ好ましいと言えます。
為替取引で怖いのはレバレッジです。
元々、株式より為替の方がボラティリティが小さい(変動が小さい)ことや円売りのポジションですと毎日金利が受け取れることから、実質の買いコストが日々下がることになります。
優良な国の通貨であれば、破綻して価値が無くなるリスクもなく、投資先として優れています。
(2006年に書きましたが南アフリカ・ランドは投資不適格通貨です)
しかし、FX(外国為替証拠金取引)の場合には、自分の好きなだけレバレッジを上げて取引可能なため、高レバレッジでストップロスを入れないで取引する方が市場から強制撤退してしまうのも事実です。
短期売買を繰り返してロスが大きくなってしまう人も多いです。
外貨預金で破綻する人はいないわけで、しっかりとしたルールを守っていれば、安全な投資先とも言えるでしょう。
今は円高局面で豪ドル/円を仕込むのが良いと思います。
新イーグルフライの会員の方にはセリング・クライマックスが来るという表現で予測を書いてきましたが、一昨日にまさしくセリング・クライマックス的な暴落がありました。
この暴落は過去の相場ではセリング・クライマックスと呼べるくらいの下落幅であったものの、昨今の相場状況からすると、セリング・クライマックスと呼ぶには迫力がないまま推移しています。
更なる下落もあるように思っています。
いずれにしても、最終的に、将来大きな円安が来ると思っていますが、その前には大きな円高局面があると思います。
そのような極端な動きに振り落とされないことが大切です。
この3分間FXブログは更新は多くはないものの、急落予告や、底の予告を書いております。
RSS対応していますので、マイヤフー などに登録していただくと、更新したことが自動で分かります。
また、お気に入りに入れて頂ければ幸いです。
日々の情報が欲しい方や、しっかり学びたい方は新イーグルフライをご購読ください。