私は毎年、投資のテーマを決めて投資しています。
その年に一番美味しそうな市場を決めてメインテーマとし、主にその市場で勝てそうなところだけ取引をします。
その他の市場は美味しいところを見つけたら、そこだけ少し手を出すという感覚です。
従って、
ある年は日本株の買い (オプション・先物含)
ある年は日本株の空売り (オプション・先物含)
ある年は商品先物
ある年は米国株
ある年は海外金鉱山株
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ところで、私のここ数年のテーマは
昨年はFX
今年もFX
来年もFX
大体、一つのテーマは一年で終わることが多いのですが、FXはこれから数年、私のテーマであり続けるでしょう。
米ドル/円の大きなトレンドが変わったのが、昨年2005年であり、そのトレンドに乗ることが大きな利益をもたらすと同時に、ここ数年のFXは一生に一度の大チャンスだと判断しているからです。
短期の動きも多少気にはなりますが、数年先を見ています。
為替にどっぷり浸かった方とは色々な意味で見方が違うことでしょう。
最近、気になるのは元々、為替を知らなかった方もふと気が付くと為替の色にしっかり染まっているということです。
どの相場にも当てはまるのですが、相場は突き放して見ることが勝つ秘訣ではないでしょうか。
実は私が株式投資を始めたのは山一証券・北海道拓殖銀行がつぶれ、証券営業マンが営業する気力も無くなったとき1997年あたりからです。
皆が見向きもしなくなった時、金鉱山株を買った時も、昨年の米ドル/円を持った時もそうでした。
バリバリの逆バリ・・・・(笑)
逆張りが良いということではないのですが、大きな右肩下がりのトレンドの相場に手を出すのは極めて危険です。
例えば、株が右肩下がりのトレンドのときは株のファンドマネジャーと競っても負ける気がしません。
何しろこちらは普通預金か空売りですから・・・
キャッシュポジション100%では(つまり何もしないで普通預金)、買いでしか相場に入れない日本株のファンドマネジャーには、まず負けないでしょう。
ちなみに、1990年初頭の不動産バブル崩壊前には皆さんに売ることばかりをお勧めしていました。
相場としては不動産のバブル崩壊が一番読み易かったです。
でも、皆、熱病にかかったように何を言っても聞く耳を持たない人が多かったです。
これはどの相場でもいつも同じです。
過熱感がピークになるときにはネガティブな発言はかき消されます。
つまり、そういう時がピークです。
一般投資家は大きなトレンドに上手に乗ることだけを考えていれば、気が付くと大きな利益を得ていることでしょう。
目先のチャート分析を習得したい方は本から学べばそれで済むことです。
でもチャート分析だけで、勝てるのであれば、皆、相場に勝っていることでしょう。
本当に必要なことは・・・
これから来る波がどんな波かを事前に見分けることです。